からひらがある島根県三隅町では、約1300年もの間、古代からほぼ変わらぬ製法で手漉き紙が作られています。
紙づくりで重要となる豊富で清らかな水に恵まれたこの地には、最盛期の明治23年(1889年)には6377戸軒にちかい紙漉き職人がいたほど、国内屈指の和紙産地としてその名を知られてきました。近代には、その高い技術や技法が評価され、「石州半紙」が国の重要無形文化財やユネスコの無形文化財に指定されました。
しかし、一方で和紙の需要激減が原因となり、伝統的な石州和紙を作る工房は、今ではかわひらを含め4軒となってしまいました。
そんな逆境に立ち向かうべく産地が一丸となり、後継者の育成や特殊な和紙の開発を通し石州和紙の伝統と文化を後世へと繋ぐ取り組みを積極的に行っています。
かわひらでも代表の川平正男を中心に、伝統技能の継承や地域振興、ブータンとの和紙を通じた国際交流、ユネスコ無形文化遺産登録への尽力など様々な活動を行ってきました。
三隅町の静かで豊かな環境で1300年の伝統を持つ石州和紙作りに挑戦しませんか?半日からの初級者コースから、本格的な和紙作りを学ぶ上級者コースまでございます。
料金: 5,000円 / お一人
内容: 工房見学・手漉き和紙製作
料金: 10,000円 / お一人
内容: 工房見学・手漉き和紙製作・和紙製品製作
料金: 100,000円 / お一人
内容: 楮の原料処理から製品完成